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カレー復活プロジェクト

「三笠ホテルカレー復活プロジェクト」発足。

2010年1月、『食』を通じて、「軽井沢の歴史を観光客らに感じてもらいたい」「街の活性化に繋げたい」とう思いを抱いた、軽井沢町内の飲食店13店舗が集まりました。
「メニューをどうするか」という会合を重ねた結果、国の重要文化財・旧三笠ホテルで出されていた、今はもう食べることができない「幻の西洋風カレーライス」を復活させようということに決定。
ここに「三笠ホテルカレー復活プロジェクト」が発足しました。

  • 事業説明会の様子

  • 旧三笠ホテルへ視察

カレー復活プロジェクト暗礁の危機…。

ただ、三笠ホテルでカレーが提供されていたことは事実ですが、それがどんなカレーだったか知る術がありません。
カレーを実際に食べたことがある、という人にもコンタクトを試みましたが、得られた情報は鶏肉が入った西洋風カレーだったということのみ。
カレー復活プロジェクトはスタートを切るやいなや、暗礁に乗り上げたのです。
そんなとき、メンバーのある一人が、三笠ホテルで働いていたシェフが上田市で暮らしている、という情報を入手。
メンバーの前に現れた一筋の光、その希望のシェフこそが依田美雄さんでした。早速協力をお願いし、当時のレシピを基にメンバーとともにカレーを製作。レシピを伝授してもらったのです。

  • 旧三笠ホテルでシェフをしていた依田さん

ついに、三笠ホテルカレーが完成。

その後、レシピを基に作ったカレーを各々が持ち寄って、試食会を何度も重ねました。
「当時のレシピを忠実に再現するのがよいか」「現代人の舌に合うよう少しアレンジを加えるべきか」、何度目かの話し合いの末、後者にすることを決定。
辛さと渋みが目立った当時のレシピに、軽井沢の名産でもあるルバーブのジャムを加えることで、まろやかな風味を出しました。
こうして三笠ホテルカレーは完成に至ったのです。

  • カレーの試食会風景

  • 旧三笠ホテル

    1906(明治39)年、実業家、山本直良によって創業された純西洋風建築のホテル。有島武郎や近衛文磨、大隈重信、渋沢栄一ら多くの文化人財界人らが利用したことで知られ、「軽井沢の鹿鳴館」とも呼ばれた。1970(昭和45)年に営業を終了したが、1980(昭和55)年に国の重要文化財に指定。

  • 明治末期、三笠ホテルにおける晩餐会風景。

    左から山本直良夫人、近衛文麿公爵、黒田長和男爵夫人、黒田長和男爵、山本直良、徳川義親侯爵、毛利子爵夫人、有島武郎、里見弴、徳川慶久公夫人、近衛文麿夫人、西尾忠方子爵。